日本が原産
フキは日本が原産地であり、北海道から九州、沖縄にまで分布しています。山の斜面や川の中州など水が豊富で風があまり当たらないところを好んで自生していますが、現在は野生のフキはかなり少なくなりましたし、山菜として出回っているものも、その多くは栽培されたものです。山菜として人気が高く、有名な秋田フキは2mもの長さになったりもします。
フキはどの部分を食べる?
山菜としてよく目にするフキは、その形状から茎を食べていると思われがちですが実際は茎ではなくて茎から葉に続く柄の部分になります。フキの茎は地下茎であり、基本的には地表に出てきません。横に伸びた地下茎から、私たちが口にする葉の柄の部分が生えており、それを調理して食べるのです。フキノトウは春先にでてくる花茎です。放っておくと長く伸びて先に花を咲かせます。この花芽の部分のフキノトウは天ぷらなどにして食べるのがおすすめです。地下茎が地上に出ると、ワサビのように見えることもありますが、もちろん違いますので間違えて食べないようにしましょう。
栄養価は高いけど毒もある
フキやフキノトウは、栄養価の高い山菜ですが、実は毒も入っています。それがベタシテニンという成分で、摂りすぎると肝臓に負担を与えます。この成分は、しっかりゆでてあく抜きをすることで食べられるようになるので、フキやふきのとうを食べるときは、しっかりあく抜きを行うことが大切です。最近はジャンクフードなどが増えていることもあって山菜などを食べる機会がへっているということもあり、フキなどには馴染みがないという子供も増えています。山菜を食べる文化と共に、その味も伝えていくようにしましょう。
フキ・フキノトウの花言葉
フキ・フキノトウの花言葉は私を正しく認めてください、です。春真っ先に芽を出すフキノトウは、清冽で凛とした存在です。私を正しく認めてください、という花言葉はここからきているのでしょう。
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