赤いのは葉
ポインセチアというと赤と緑のコントラストが印象的ですから、赤い花が咲くと思われがちですが赤いのも葉であって、花はその中心に小さく咲いています。大きな花にも見える赤い葉は苞葉と呼ばれるもので、赤ばかりではなく、ピンクや白のものもあります。原産地はメキシコと中央アメリカで、アメリカ合衆国の初代メキシコ大使ポインセットが初めてアメリカに伝えたことから、その名を取ってポインセチアと呼ばれるようになりました。日本に伝わったのは明治時代で日本ではショウジョウボクと呼ばれます。猩々木と書きますが、猩々とは伝説上の動物で、お酒を飲んで顔を赤くしていたことからその名がついたということです。
クリスマスの花
日本ではポインセチアと言えばクリスマス、というイメージが定着しています。これは、ポインセチアの原産地であるメキシコで、ポインセチアの形からベツレヘムの星を連想したというのがポイントです。さらに、キリストの流した血の赤、永遠の命や愛を象徴する常緑樹の緑、純潔を表す白の3色がクリスマスカラーと言われますが、ポインセチアの赤と緑の葉、さらに切った茎から流れる白い樹液はまさにこの3色。そのことも、ポインセチアがクリスマスの花として認識された要因だと言えるでしょう。
育てるには
ポインセチアはクリスマスに出回ることから寒さに強いイメージを持たれがちですが、実際には20度以上のところで生育を行う必要があり、寒さには決して強くはありません。夏の間は日当たりの良い外に置いて寒くなってきたら室内に入れてやりましょう。室内でも10度以上は常に必要なのであまり寒い場所には置かないようにします。きちんとお世話をすれば、ポインセチアは長く楽しめる植物です。
ポインセチアの花言葉
ポインセチアの花言葉は祝福、幸運を祈るです。聖なる夜と言われるクリスマスの頃に飾られ、クリスマスカラーを持つポインセチアの花言葉は、やはりそれにちなんだものになります。
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