デンファレの花の特徴と名前の由来
「デンファレ」はラン科デンドロビウム属の着生植物で、「デンドロビウムファレノプシス」を略したものです。着生植物とは地上に根を下ろすことなく、樹木や岩盤など根を張って生活する植物のことです。よく「ファレノプシス」がコチョウランの学名であることから、「デンドロビウムとコチョウランを掛け合わせたのがデンファレ」と誤解されやすいのですが、実際には別物です。「デンファレ」の原産国はニューギニアで、開花時期は温室であれば5月、自然栽培なら9月~10月であり、一回花が咲くと1ヶ月〜2ヶ月楽しむことができます。次に花名の由来ですが、「デンドロビウム」はギリシア語の「樹木」と「生命」「生活」を掛け合わせた言葉で、「ファレノプシス」は「コチョウラン」という意味があることから、「樹木に生きるコチョウラン」という意味で、「デンドロビウムファレノプシス」と名前になったと考えられます。
デンファレの花言葉とその由来
デンファレの花言葉は「お似合いの二人」です。これはデンファレが樹木に根を下ろしコケを伝って成長していく姿が、まるで樹木と寄り添って生活しているように見えるからだと言われています。ですので、カップルや仲の良い新婚夫婦にこの花言葉を添えて贈るときっと喜ばれると思います。
デンファレを年間を通して楽しむには
デンファレは原産国が熱帯地方であるために、寒さには特に弱い植物であると言えます。冬場は最低でも12度は必要で、それ以下では枯れてしまいます。また15度以下であると生育が止まってしまい、休眠状態になります。もしデンファレをマンションなどで育てる場合は最低でも15度以上で育てるにし、その環境が維持できなければ、水を切って強制休眠させ植物自体を発泡スチロールで埋めてしまい、少しでも風が入らないようにするのがよいでしょう。なおデンファレは常時20度以上あれば、1年中でも楽しむことができるので、温度対策をしっかり行ってぜひ育ててみてください。
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