ハボタンはどんな花?名前の由来は?
ハボタンはアブラナ科アブラナ属の多年草であり、冬の寒い時期になると葉の緑の色素が抜けて、白やクリーム色、赤色、桃色に色づくのが特徴です。開花時期は12月~3月の冬の時期であり、寂しい冬のプランターを明るくしてくれます。
ハボタンという名前になったのは、花の姿が牡丹に似ていることに由来するのですが、実は私たちが「花」と言っているのは実は「葉」であるため、わざわざ「葉」という言葉をつけて「葉牡丹」としているのです。なおハボタンは4月頃黄色い花を咲かせるのですが、ほとんど注目されることなく、つぼみが着く前に処分されることが多いです。
ハボタンの花言葉とその由来
ハボタンの花言葉は「利益」「慈愛」「祝福」「愛を包む」などがあり、最初の「利益」というのは、ハボタンがキャベツに似ていることから、キャベツと同じ花言葉になったというものと、昔中国の戦場で食料として重宝されたことに由来しています。「祝福」「慈愛」「愛を包む」などはハボタンがキャベツのように、幼い芽や花を幾重もの葉っぱで包み込んでいることに由来していると言われています。
このような花言葉があるハボタンは贈り物としては最適であり、加えて日本はハボタンの品種改良の中心であるので、多様な品種がそろっています。正月などに親戚や友達に花言葉を添えて贈ったりするのも良いかもしれませんね。
ハボタンの代表的な品種をご紹介
ハボタンには葉の種類によって「東京丸葉系」「名古屋ちりめん系」「大阪丸葉系」「さんご系」に分けられます。
「東京丸葉系」は見た目がキャベツに本当に似た品種であり、江戸時代から育てられている日本で最も古い品種です。一方「名古屋ちりめん系」は葉の淵が波がかっているのが特徴ですが、成長が遅く花壇栽培には向きません。次の「大阪丸葉系」は「東京丸葉系」と「名古屋ちりめん系」を掛け合わせてできた品種で、こちらは葉の色付が良いと評判です。最後の「さんご系」はロシアから日本に伝わった品種で、葉に細い切り込みがあるのが特徴で主に観賞用に向いています。ぜひ選ぶときの参考にして頂ければ幸いです。
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