毎日咲くからニチニチソウ
ニチニチソウは、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草です。白やピンクの小ぶりの花が、春から秋にかけて次々と咲き、長く楽しむことができます。花が落ちても次から次へと咲くことから、ニチニチソウと名づけられました。高温多湿に強く、育てやすいのでガーデニング初心者でも気軽に植えることができます。マダガスカル原産で、本来は多年草なのですが、日本では冬の寒さを乗り越えられないために一年草として毎年植えるのが一般的です。種から植える場合もありますし、苗から植えることもできるので、慣れないうちは苗から植えたほうが簡単でしょう。野生のものは熱帯地域に生息するだけあって暑さには強く、日当たりの良い場所を好みます。
薬の材料にも
ニチニチソウに含まれるアルカノイドのうち、プンクリスチンとビンブラスチンという成分には、細胞分裂を阻害する作用があり、そのため抗がん剤の原料としても使われます。癌と戦うためには必要な成分ですが、脱毛などの副作用があるので、素人が口にしてはいけません。脱毛の他にも、中枢神経の刺激作用や心機能障害、痙攣、嘔吐などの症状が現れる可能性もあります。
丈夫で種類も豊富
ニチニチソウは、車の排気ガスなどにも強いので、植える場所を選びません。また、品種によって花の色も違うので、いろいろな品種を集めて寄せ植えをするのも良いでしょう。花びら全面がピンクのものや、花びらの根元だけ色が付いたものなど、形は似ていても色が違うとずいぶん雰囲気が違うので華やかになります。また、次々と花が咲くので、いつでも花を楽しむことができますが、咲き終わった花は取ってやったほうが、残りの花が元気に咲くことができます。
ニチニチソウの花言葉は
ニチニチソウの花言葉は楽しい思い出です。明るい色の花がたくさん咲くニチニチソウは、毎日楽しいことでいっぱいだった子供の頃の思い出をよみがえらせますね。
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