オレンジの花が美しい
ノウゼンカズラは、蔓性の植物で、蔓がかなり長く伸びていきます。そのままでは四方八方に伸びて垂れ下がるのでフェンスなどに絡ませると美しい緑のフェンスになります。夏には大きなオレンジの花をたくさん咲かせるため、非常に見ごたえのある花です。夏の間中花を咲かせ、華やかにポールやフェンスを彩ります。原産は中国で、日本に伝わったのは平安時代だと言われます。古くはノウセウと呼ばれていましたが、それが訛ってノウゼンとなったという説もあれば、凌霄の朝鮮読みであるヌンソが訛ったという説もあります。カズラは、大空を意味しており、蔓が空を目指す姿から、蔓性の植物にはカズラがついていることが多いです。ちなみに、英語では花の形からトランペットヴァインや、トランペットクリーパーと呼ばれます。これは、花がラッパの形に似ているためです。
冬には葉を落とす
ノウゼンカヅラは、夏にオレンジの花をたくさん咲かせたのち、冬になると葉を落としてそのまま冬を越します。寒さにはそれほど強くないので、東北や北海道などでは外での越冬は無理かもしれません。冬の葉が落ちているところでしっかり剪定しておくと、翌年も元気に成長します。剪定はかなり行っても大丈夫で新しく伸びた気が茎や芽が数本あれば問題ありません。株を増やすのであれば、挿し木などで比較的簡単に増やすことができます。
種類は
ノウゼンカズラの種類としては、北米を原産とするアメリカノウゼンカズラや、南アフリカ原産のピンクノウゼンカズラなどがあります。アメリカノウゼンカズラはやや小ぶりで、ピンクノウゼンカズラはその名のとおり花がピンク色をしています。
ノウゼンカズラの花言葉
ノウゼンカズラの花言葉は、名誉・評判です。夏に美しく鮮やかな花をつけるノウゼンカヅラは、その華やかな様子から名誉や評判といった花言葉となりました。トランペットのような形状も名誉ある姿に重なります。
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