日本でも育つ南国の花、ハイビスカス

ハイビスカスの花

鮮やかな常夏の花

ハイビスカスというとやはり南の島をイメージする人が多いのではないでしょうか。日本では鉢植えなどで目にすることが多いのですが、原産地であるインド洋や太平洋の島々では、人の背を超えるようなサイズに大きく育ったハイビスカスの木に、いくつもの鮮やかな花が咲いているのを目にすることは多いでしょう。ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の植物で、その語源はエジプトの神を表すHibisと、似るという意味のaskが合わさったものだと言われています。ネパールでは聖なる花として大切にされている他、島によっては首からさげるレイにも良く使われる花です。いかにも南国の花ということで、南国風の写真やイラストに使われることも多く、日本人にとってもおなじみの花だといえるでしょう。

日本で育てることもできる

南国のイメージが強いのですが、ハイビスカスは意外と日本でも簡単で育てやすい花です。ただし、10℃を下まわると生育できないため、一年草として楽しむか、室内で温度管理をしながら越冬させるのがよいでしょう。越冬させる場合は、温室があればもちろん温室で構いませんし、なければ室内で暖房をかけて、10℃を下まわらないようにすれば翌年もまた花を楽しむことが可能です。熱帯の花なのに大丈夫なのかと思われるかもしれませんが、日本の夏はかなり暑く、ハイビスカスですら暑すぎて花をつけないこともあるほどです。ハイビスカスの花は1日で落ちてしまいますが、元気にしていれば毎日のようにあちこちで花が咲き、夏の気分を満喫できます。

ハイビスカスの花言葉

ハイビスカスの花言葉は、常に新しい美です。常夏の気候の下、いつも咲いているように見えるハイビスカスですが、実際には一つの花が咲く期間は短く、どんどん新しい花が咲いている状態になります。それが、この花言葉の由来となっているのではないでしょうか。

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