古代ローマでも愛されていたハーブ
もともと地中海沿岸に原生しているラベンダーは、シソ科ラベンダー属に分類される花です。この花はハーブとしてとても良く知られていて、「ハーブの女王」と呼ばれているほど。涼しく乾燥した土壌を好むことから、日本では北海道に広大なラベンダー畑が広がっています。この花は薬草としての効能が古くから注目されていて、古代ローマ帝国でも、薬草としてお風呂の中に入れていたと言われています。
ラベンダーの名前の由来
ラベンダーという花名の由来は、ラテン語で「洗う」という意味を持つラバンジュラという言葉が語源となっています。ローマ時代に浴槽に入れていたということからネーミングされたのかもしれませんね。
全般的な花言葉は「期待」
ラベンダーの花言葉は、全般的には「期待」ですが、ほかには疑惑とか沈黙などがあります。疑惑とか沈黙というとあまり良いイメージを持たない人が多いのですが、実際にはそうしたマイナスの花言葉を持っているわけではありません。ラベンダーはもともと薬草として使われていて、緊張やストレスなどを緩和する精神安定作用があるハーブとしてリラックスしたい時などによく使われていました。精神が緊張している状態をリラックスさせることによって、穏やかな沈黙の状態が訪れるという意味から、沈黙という花言葉がつけられたと言われています。
「疑惑」という花言葉の疑惑?
また、もう一つの「疑惑」という花言葉に関しても、ラベンダーは強い香りがあり、魅力的でずっと嗅いでいたくなるほどリラックスできる香りを持っています。あまりにも魅力的過ぎる香りの裏には何かが隠されているのではないかという疑惑を持つ人がいる、という点で「疑惑」という花言葉がつけられたと言われています。その他には「私に教えてほしい」という花言葉もありますが、ラベンダーに共通するのは魅力的で薬草としても効能を持つこの花への「期待」だと言えるでしょう。
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