古くから「秋の七草」として知られるナデシコ

ナデシコの花 撫子

古くから日本人に愛されてきたナデシコ

ナデシコは、ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、日本では古くから育てられており、奈良時代に書かれた「万葉集」にも既に記述があります。実際、私たちが、奥ゆかしい慎ましい女性を表す「大和撫子」という言葉は、平安時代から使われていたようです。
ナデシコの花期は、品種によって違いますが、日本が原産の「カワラナデシコ」【別名ヤマトナデシコ】という品種は6月~9月の夏の時期にピンクや白、赤色といった、カラフルな花を咲かせます。
ナデシコの花名前の由来については、諸説ありますが、撫でたくなるほど美しい花を咲かせることからその名がついたのではないかと言われています。

ナデシコの花言葉とその由来

ナデシコの全体の花言葉には、「大胆」「純粋な愛」「無邪気」「貞節」というのがあります。花言葉の由来については諸説ありますが、「純粋な愛」「無邪気」「貞節」という花言葉は、ナデシコの細かい糸が集まった繊細な花びらの様子が、一歩引いて男性を引き立てる女性のイメージに、結びつくことに由来します。
一方「大胆」という花言葉ですが、こちらは派手な赤い色を持つ、西洋ナデシコをイメージに由来するため、他の2つの花言葉とは真逆のものになったようです。

秋の七草としてのナデシコの薬効

日本原産の「カワラナデシコ」という品種は、古くから「秋の七草」として親しまれており、薬草としても用いられてきました。
カワラナデシコの主な薬効は「利尿作用」であり、カワラナデシコの果実を日陰に干し、黒い種子だけをとって1日~2日干した瞿麦子【くばくし】という薬草は、煎じて飲むことで、むくみ【水腫】や、月経不順に効果があります。
煎じ方は、1日約3g〜6gの瞿麦子【くばくし】に、水300mlを加え、半量になるまで、煮詰めるというもので、それを1日3回に分けて服用します。
ただし、妊婦さんには流産させる恐れがあるので、服用は避けましょう。

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