シネラリアとも呼ばれる
サイネリアはもともとシネラリアと呼ばれていた花ですが、シネラリアには「死ね」という音が入っていて、不吉な響きがあるということから、現在ではサイネリアと呼ばれることが多くなりました。北アフリカを原産とする花で、冬から春にかけてたくさんの花を咲かせます。アフリカ原産なので寒さに弱いうえ、高温多湿にも強くないため、多年草でありながら日本で夏を越すのは難しく、一般的には冬に鉢植えを購入して春まで花を楽しみ、その後は1年草として処分されます。手をかけて管理を行なえば夏を越すことも出来るのですが、夏は暑く湿気も多い日本での夏越えはかなり難しいといえます。
品種が豊富
サイネリアは非常に品種の豊富な花です。もともとの原種も複数ある上に、昔から品種改良や掛けあわせが盛んに行われた結果、現在では世界各地に2,000種以上の品種があるとされています。色彩も豊かでいろいろな色のサイネリアがあるので、好みの色の物を集めたり、色とりどりのサイネリアでにぎやかにするのもきれいです。花びらの根元が白で、外側が鮮やかな色のサイネリアが良く知られていますが、もちろん花びらの色が単一のものや、八重咲きのものもあります。
鉢植えで楽しむのも
サイネリアは一株でこんもりとなり、花もたくさん咲くので、鉢植えにしても楽しめる花です。部屋に置いても華やかになりますし、夏や冬を越すのは難しいとはいえ、春までの花が咲いている期間はお世話も大変ではないので、鉢植えとしては人気の高い花になります。
サイネリアの花言葉は
サイネリアの花言葉はいつも快活です。欧米では、お見舞いの花として贈られるほど元気を象徴する花になります。一方、日本ではサイネリアのサイが「災」、シネラリアのシが「死」を連想することから、お見舞いなどには向かないとされています。
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