タンポポの名前の由来をご存じですか?

タンポポ 蒲公英

タンポポの名前の由来は?

タンポポは、漢字で書くと蒲公英。英語ではダンデライオンと呼ばれます。日本では春になると道端などで黄色い花をつけ、やがて白い綿毛を付けるため誰もが馴染みを持つ花ですし子どもの頃には綿毛を飛ばして遊んだ経験があるという人は多いでしょう。生命力が強く、アスファルトの隙間などからも芽を出しますし、葉を踏まれても春になると茎を伸ばして花を咲かせます。たんぽぽという名前は、その花が和楽器の鼓に似ていることから付いたとされていますが、蒲公英と感じで表記されるのは、たんぽぽを開花まえに採って乾燥させたものが漢方薬として使われており、それを蒲公英と書くからです。ただし、この場合はホウコウエイと呼ばれます。英語のダンデライオンは、フランス語のダン ド リオン(ライオンの歯)という言葉に由来しており、これは花ではなくてたんぽぽの葉がギザギザしていることからライオンの歯という意味でつけられた名前になります。

実は外来種

日本では昔からおなじみのたんぽぽですが、正確には日本に昔から生育していた在来種と、海外から持ち込まれた外来種があり、現在私たちがみかけるたんぽぽの多くは外来種です。在来種の特徴としては、本当に春の一時期にだけ花をつける種類で、茎の高さも低いのが特徴です。それに対して西洋タンポポは茎が長く、花は日本のたんぽぽに比べて開ききっていないような形になっています。開花時期が多少異なっており、日本のたんぽぽが春先に咲いて春の訪れを告げるのに対して西洋タンポポはそれほど早い時期には咲き始めませんが、夏になってもまだ花をつけています。繁殖力が高いため西洋タンポポが多いイメージをもちますが、在来種も決してなくなったわけではありません。

タンポポの花言葉は

タンポポの花言葉は神託です。タンポポの綿毛で古くから恋占いをしていたことが、その由来となっており、白い綿毛が飛んでいくさまは、ロマンチックです。

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