5月から6月にかけて美しく咲く花
ライラックの花名は、もともとはギリシャ語で苗(シリンクス)を意味する「シリンガ」に由来していますが、もともとはシリンクスの枝を使って苗を作ったということがネーミングのキッカケとなったようです。ライラックという花名は英語名ですが、サンスクリット語では青紫の花をつけることからニラと呼ばれていたり、フランスではリラと呼ばれるなど、国によって呼び方は異なります。日本ではライラックが通称となっていますが、リラと呼ばれることもあるようです。
花言葉は「恋の芽生え」
ライラックには白色の他に青紫色などがありますが、花の色に関わらず全般的な花言葉は「恋の芽生え」です。その中でも白い花のライラックは、白という色が持つ「純粋」「純真」という色と「恋の芽生え」がコラボすることによって、「無邪気な恋心」「青春の喜び」という花言葉になっています。実はこの花言葉が誕生したのはフランスが由来と言われていて、フランスにおいては青春のシンボルとして白いライラックが使われていたということから花言葉となり、世界中に「青春の喜び」「無邪気な恋心」として広められたようです。
ロマンチックな言い伝えも
また、ライラックにはとてもロマンチックな言い伝えがあります。もともとこの花の花弁は4枚ありますが、まれに5枚になっている花があります。5枚の花弁を持つライラックを誰にも内緒で飲み込むと、大好きな人と永遠に幸せに過ごすことができるという言い伝えがあります。その他、サッパリとした清涼感のある香りも人気が高く、アロマテラピーなどに用いられることは多いですし、香水の原料としてもよく使われる花として知られています。ヨーロッパでは街路樹としても良く用いられる花だそうです。
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