初夏に開花する美しい花
ライラックには白色と紫色がありますが、何方も4月から6月ごろにかけて開花する美しい花です。暑すぎる気候よりは涼しい気候を好む花で、北米やヨーロッパでは街路樹として使われることが多いようです。日本においても気候が涼しい北海道でよく見かけることができ、昭和35年ごろには札幌市の木に選ばれたりして市民たちから広く愛されている花となっています。
幸せな香り
ライラックはモクセイ科のハシドイ属に分類される花で、ヨーロッパの東南部が原産地です。サッパリとした中にも甘い香りは人々を幸せにしてくれ、香水やアロマテラピーなどにもよく使われる花としても知られていますね。
恋の芽生え
紫色のライラックの花言葉は「恋の芽生え」「初恋」です。これは、ライラックの葉の形がハート形であることに由来していると言われていますが、一つ一つの花の大きさは小さくて存在感を主張しすぎることがなく、それでいてたくさんの花が身を寄せ合うことによって大きな存在感を放つ姿は、恋心が芽生える時の気持ちとよく似ているかもしれませんね。ライラックには紫色の他に白い花をつけるものもありますが、どちらも「淡い恋心」という花言葉は共通しています。紫色の場合には「初めての恋」「恋の芽生え」なのに対して、白い花は「青春の喜び」と青春時代に特化している点が、花の色によって意味が微妙に異なっています。しかし、ほかの花だと色が変わることで花言葉がガラリと変わってしまうものがたくさんあるので、色が変わっても花言葉がそれほど大きく変わることがないライラックは、花言葉を使って相手に気持ちを伝える時などには比較的活用しやすい花種と言えるのではないでしょうか。
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