クンシランの花の特徴と名前の由来は
クンシランは南アフリカが原産の多年草です。名前に「ラン」がついているので、つい「ランの仲間だ」と思ってしまいがちですが、実は「ラン」の仲間ではなく、「ヒガンバナ科」になります。花が咲く時期は3月~5月であり、オレンジ色の花が咲きます。クンシランという名前は明治時代に日本にこの花が伝わった時に、「この花がイギリスのクリビア公爵夫人に由来する」と説明を受けた日本人がそれにちなんでつけた和名であると言われています。日本では花よりも葉の方が観賞価値があるとされ、ガーデニングの愛好家の中では進んで育てている方も多いようです。
クンシランの花言葉とその由来
クンシランの花言葉は「情け深い」「高貴」「誠実」です。これはクンシランの名前がイギリス公爵に由来していることから、君子のような思いやりがあって、誠実であり高貴なイメージという意味でこの花言葉が付けられたようです。なおクンシランは3月5日、3月15日の誕生花にもなっています。
クンシランを育てるには
クンシランはヒガンバナ科の植物には珍しく、冬場枯れないため花が咲かなくても濃い緑色の葉が美しいので、鑑賞用にはもってこいの植物なのですが、初心者が育てるにはなかなか難しいです。というのもこの植物は冬場の温度管理が必須だからです。クンシランの場合冬場は室内に取り込むのですが、暖かい部屋に置いておくと、葉ばかりが茂ってしまい、うまく育ちません。ですので、最低二か月間は寒い場所におくわけですが、5℃~12℃の間でそれ以上にもそれ以下にもならないようにしなければなりません。加えてこの植物は根が異常に成長するため、鉢に植えている場合は二年たったら植え替えが必須になります。それをしないと根詰まりを起こし、花がうまく咲いてくれない可能性がありますので、5月ごろを目途に植え替えをすることをおススメします。
自分だけの立派なクンシランを育ててみるのもよいかもしれません。
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