ミスミソウの原産国、特徴、名前の由来
ミスミソウはキンポウケ科、ミスミソウ属の多年草であり、原産国は日本、北アメリカ、ヨーロッパです。ミスミソウの花期は2月~5月で、ピンクや薄紫、薄青などの花を咲かせます。厳しい冬を乗り越えて雪の下から可憐な花を咲かせるため、別名「雪割草」とも言われます。
実はミスミソウには花びらというものが無く、花びらのように見えるのは、「がく」です。「がく」の色は太平洋側では白色が多く、日本海側では薄い紫や赤いものが多いようです。
ミスミソウの名前の由来は、先端の尖った葉の部分が三角形をしているからであると言われています。現代ではミスミソウは自生ではほとんど見られなくなってきており、絶滅危惧種に指定されています。なお現在この花は新潟県長岡市の雪国博物館で数少ない自生種を見ることができます。
ミスミソウの花言葉とその由来
ミスミソウの花言葉は「自信」「信頼」「はにかみや」「期待」です。「自信」や「期待」といった花言葉はミスミソウが厳しい冬を乗り越えて花を咲かせる強い花であるということから付けられたそうです。また「はにかみや」というのは、ミスミソウが雪の下から恥ずかしそうに顔を出しているような姿が、人前で喋るのが苦手なイメージに重なるため、このような花言葉があてられたのだと考えられます。
薬効もあるミスミソウ
ミスミソウは葉の形が肝臓に似ていることから、中世ヨーロッパでは主にミスミソウの葉っぱを肝臓の薬として用いられていたようです。また現在でも気管支炎、痛風などの治療に用いられることがあるということです。ミスミソウには薬効も確かなものがあり、花言葉通り「信頼」できるものであったようで、日本での江戸時代ごろから育てられていたようです。
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