マンサクの花の名の由来と特徴
マンサクはマンサク科の落葉の高木であり、原産は東アジア、北アメリカで、日本では北海道から九州の主に太平洋側に分布し、葉に先立って黄色い花を咲かせるのが特徴です。
なぜ「マンサク」という名前になったのか?名前の由来は諸説あるのですが、有名なのは春にまず咲く花であることから、「まず咲く」が東北地方の方言でなまって「まんず咲く」となり、マンサクとなったという説と、冬の枝に花が満ちることから満作【マンサク】と言うようになったという説があります。
マンサクの花期は2月~4月であり、2個から4個の花を固まって咲かせ、秋には実がなり、実が熟すことで下部が裂け種子が散布することで、子孫を増やしていきます。
マンサクの花言葉とその由来
マンサクの花言葉は「呪文」「魔力」「霊感」「ひらめき」ということで、少し怪しい言葉ですが、しっかりと由来があります。
昔東北地方ではマンサクの花の咲き具合によって農産物の作況を占っていたといいます。例えばマンサクが上向きに咲けば豊作、反対に全く咲かなかったり、咲く数が少なかったりした場合は凶作になるという具合です。またアメリカの先住民たちも、マンサクの枝を占いの棒に使っていたようで、「呪文」「魔力」「霊感」という花言葉はそのような話に由来しています。
一方「ひらめき」というのは、マンサクの花の形がパッとはじけるような形であることから、このような花言葉になったということです。
マンサクは薬効もあります
マンサクの葉にはタンニンという物質が含まれており、これは止血や湿疹時の軟こう、また痔の座薬として効果があります。また葉をカビが生えないように、乾燥させてそれを400ml~500mlの水で煎じて飲むことで、赤痢や下痢に効果があると言われています。
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