ディモルフォセカの花について
春の晴れた日に、花壇などで太陽に向かって元気に咲く黄色い花を、見たことがあるでしょうか?この花は「ディモルフォセカ」【別名アフリカキンセンカ】といって、キク科に属する秋まきの一年草です。
ディモルフォセカの原産は南アフリカで、花期は2月~6月です。花色は黄色、白、オレンジがあります。またこの花は太陽の光によって咲く習性があり、太陽が出ている時は花を咲かせるのですが、曇りの日や、夜間は花を閉じていまいます。
ディモルフォセカという名前は、ギリシア語の「2つの形の箱」という言葉が語源となっており、これはこの花が2つの異なる形の種を作ることに由来しています。
ディモルフォセカの花言葉とその由来
ディモルフォセカは「元気」「富」「豊富」という花言葉があります。
これらの花言葉の由来については諸説ありますが、「元気」という花言葉は、ディモルフォセカが春の暖かな太陽の光を浴びて、花をどんどん咲かせる姿に由来しており、また「富」「豊富」という花言葉は、ディモルフォセカが黄色やオレンジ、白といった華やかな花を咲かせる姿が、まるで金貨や銀貨が増えていくようであることに由来しているという説が一般的です。
ディモルフォセカと間違いやすい花
花屋さんにいくと、ディモルフォセカとよく似た紫やピンクの花を見かけることがあると思います。これは「オステオスペルマム」といって、同じキク科ではありますが、ディモルフォセカとは全く違う花です。
この2つの花の見分け方ですが、まず一番の違いはディモルフォセカが一年草で、夏には根まで全て枯れてしまうのに対し、オステオスペルマムは多年草であるため、夏に枯れてしまっても根は残ります。また花色も大きな違いがあり、ディモルフォセカは黄色やオレンジ、白が多いのに対し、オステオスペルマムはピンク、紫が中心になります。
ただ最近では品種改良も進み、少しわかりづらくなっていますので、わからない場合は、花屋さんに聞いてもよいかもしれませんね。
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