愛され上手な歌人が由来となったムラサキシキブ

ムラサキシキブの花 紫式部

近年、分類が変更されました。

ムラサキシキブは少し前まではクマツヅラ科に属する植物でしたが、現在では見直しが行われてシソ科に分類される落葉低木となりました。シソ科にはシソのように香りを持つ品種が多いのですが、ムラサキシキブにはそうした香りは一切ありません。原産地は日本で、高さは1.5メートル程度まで成長するコムラサキという品種と、3メートル近くまで成長するムラサキシキブという品種とに分類することができます。薄紫色の花を6月から7月にかけての梅雨の時期に咲かせますが、10月から11月にかけては実を鑑賞することもできるのが特徴です。

歌人に由来して名付けられた品種

もともとこの花名は平安時代の有名な歌人「紫式部」にちなんでつけられたもので、歌人が植物名にちなんで源氏名を付けたというわけではありません。ムラサキシキブのように身をつける植物の場合、葉が落ちてから実がなることが多いのですが、葉が残っているうちに紫色や白い実をつけ、その色も紫式部の名前を連想させるということに由来しています。

ムラサキシキブの花言葉は

ムラサキシキブの花言葉は、「聡明」「愛され上手」です。「聡明」というのは、歌人の紫式部の才能や能力にちなんだもので、彼女が持つ文才および頭脳明晰だったことからつけられたものだと考えられています。もう一つの「愛され上手」という花言葉は、彼女の代表作でもある源氏物語のストーリーにちなんだものという見方が強く、ストーリーの中で主人公である源氏が世の中の女性を年齢問わずに虜にする姿から「万人に愛される愛され上手」という花言葉につながったようです。必ずしも源氏のように異性からモテるという意味だけではなく、広く老若男女から愛されるという意味に使うこともできます。

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